<新建ハウジングより引用>
https://www.s-housing.jp/archives/163098

国土交通省は4月10日、既存住宅の性能向上や良好なマンション管理に資する優良なリフォームを
支援する2019年度「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の募集を開始した。

また、4月15日から全国9都市で開催する同事業に関する説明会の参加受け付けも開始した。

同事業は、良質な住宅ストックの形成や、若者による既存住宅の取得環境の改善、子育てをしやすい
環境の整備等を図るため、既存住宅の長寿命化や省エネ化、三世代同居など複数世帯の同居の実現等に資するリフォームに対する支援を行うもの。戸建住宅、共同住宅とも補助対象となる。

主な事業要件は
(1)リフォーム工事前にインスペクション(建物の現況調査)を実施すること
(2)一定の住宅性能を有するようリフォーム工事を実施すること
(3)リフォーム工事の履歴と維持保全計画を作成すること。

補助対象費用は
性能向上リフォーム工事等に要する費用
インスペクション、履歴作成、維持保全計画作成等に要する費用。

補助率は
3分の1、補助限度額はリフォーム工事実施後の住宅性能に応じて100~250万円/戸。
三世代同居対応改修工事を実施する場合は50万円/戸を上限に加算する。

交付申請のタイプと期間は
(1)「通年申請タイプ」
本事業の要件に適合する場合は、受付期間内に事業者登録を実施することで、
交付申請を行うことができます。
・事業者登録の実施者  :施工業者又は買取再販業者
(事業者登録受付期間=4月10日〜11月29日)

(2)「事前採択タイプ(良好なマンション管理)」
定の要件を満たす長期修繕計画を作成するマンションにおいて、本事業の要件に適合し、
かつ「良好なマンション管理に対応する先導的な取組み」を実施するものについて、
提案を受け付けます。採択されれば、良好なマンション管理対応工事に要する費用等が補助対象に
追加されます。
・提案者:施工業者、買取再販業者、マンション管理会社・設計事務所等
(提案受付期間=4月10日~5月17日)

(3)「事前採択タイプ(安心R住宅)」
本事業の要件に適合し、かつ「安心R住宅」の標章を付与して流通させるものについて、
提案を受け付けます。
・提案者:「安心R住宅」の標章を付与することができるものとして国土交通省に登録された
「特定既存住宅情報提供事業者団体」(同=4月10日~5月17日)

(4)「事前採択タイプ(提案型)」
本事業で定める住宅性能の基準には適合しないものの代替とする措置が同等の性能を有すると
認められる場合等、リフォームによる住宅性能の向上または長期に性能を維持保全する仕組みが
先導性・汎用性・独自性等を有するものについて、提案を受け付けます。
・提案者:施工業者又は買取再販業者(同=4月10日~5月17日)