<suumoジャーナルより引用>
http://suumo.jp/journal/2018/08/28/158604/

(一財)日本気象協会(東京都豊島区)が推進する「トクする!防災」プロジェクトは、このたび20代から40代の女性600名に「家庭の備蓄状況」に関するアンケート調査を実施した。調査期間は2018年6月30日~2018年7月1日。
一般的に備蓄には「3日分×家族の人数分」が必要とされている。大規模災害発生時、人命救助のリミットである3日間(72時間)は、人命救助が最優先されてしまうため、まずは災害初期を乗り切るための最低限の備蓄量として「3日分×家族の人数分」の備蓄が推奨されている。

備蓄には「3日分×家族の人数分」が必要であることを知っていますか?との質問では、約半数(46.8%)の人が知っていると回答。しかし、実際にその量を備蓄できているかという質問に対しては、79.2%が「できていない(「あまりできていない(36.2%)」と「全くできていない(43.0%)」の合計)」と回答している。

「3日分×家族の人数分」の備蓄を「十分にできている」「それなりにできている」と回答した方が実際に備蓄しているものは、TOP3には「水」(83.2%)、「ティッシュペーパー、除菌ウェットティッシュ」(77.6%)、「トイレットペーパー」(72.0%)があがった。一方で、「寝袋」(15.2%)、「うがい薬、マウスウォッシュ」(25.6%)、「携帯電話の予備バッテリー」(30.4%)は、備蓄できている人が少ないようだ。

また、「3日分×家族の人数分」の備蓄を「十分にできている」「それなりにできている」と回答した方に対し、栄養補助食品や野菜ジュースなどの「健康を維持するため」の飲食物まで備蓄できているか聞くと、約半数(44.8%)がそこまでは備蓄できていないと回答している。

普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量を家に備蓄しておくことを「ローリングストック」と言うが、意味まで知っていた人は約4人に1人(27.5%)だった。

ニュース情報元:(一財)日本気象協会