<suumoジャーナルより引用>
http://suumo.jp/journal/2018/11/02/159869/
セコム(株)(東京都渋谷区)はこのたび、20代以上の男女計500名を対象に、「日本人の不安に関する意識調査」を行った。

この調査は、高齢化や核家族化、地震や豪雨などの自然災害の多発など、社会のあり方や世相が変化する中で、現代社会における不安を引き起こす要素とその対策についての実態を調査するため、2012年より毎年行っているもの。今回は2018年12月3日~12月5日に行った。

最近、何かに不安を感じていることはありますか?では、「感じている(28.4%)」、「どちらかといえば感じている(44%)」と、72.4%が不安を感じている。2012年の調査開始以来、7年連続で7割以上が最近不安を感じていると回答する結果となった。

性年代別で見てみると、男性30代(80%)と女性20代(84%)が、より不安を感じている人が多い。また、エリア別では東日本(69.2%)より西日本(75.6%)の方が不安に感じている人が多く、全体の不安を感じている回答を引き上げている。

最近不安を感じていることは何ですか?では、1位「老後の生活や年金」で71.8%。2位「健康」(67.4%)、3位「地震」(50.6%)だった。今回の調査では2人に1人以上が「地震」を不安に感じているほか、「台風・豪雨・洪水」(34%)、「環境問題・異常気象」(23.2%)といった自然災害に関する項目を不安要素として挙げる回答の増加が目立った。

不安を解消するために、何か対策をしていますか?では、全体の約7割が対策をしていないと回答。一方、年代別では男女ともに20代の4割超が何らかの対策を行っており、若い世代における不安要素への対策意識の高まりが読み取れる。

今後、治安悪化や犯罪増加の可能性があると思いますか?では、「そのように思う」(20%)、「どちらかといえばそのように思う」(61.4%)と、全体で81.4%が治安悪化や犯罪増加を懸念していることがわかった。中でも女性の40代では、96%もの人が懸念していると回答している。

老後への不安の有無については、「感じる、または感じた」(39.2%)、「どちらかといえば感じる、または感じた」(43.6%)と、全体で82.8%が「老後に不安を感じている」と回答。2014年の調査開始以来、5年連続で老後に不安を感じている人が8割を超える結果となるとともに、過去最高値をマークした。超高齢社会を迎え、多くの人々が老後への不安を抱いているようだ。

また、老後について不安を感じている内容については、「経済的な負担に関する不安」および「病気やケガなどの健康不安」が5年連続でそれぞれ1位、2位となった。

ニュース情報元:セコム(株)