<SUUMOジャーナルより引用>
https://suumo.jp/journal/2022/07/19/188665/

アキサポ空き家総研(運営:(株)ジェクトワン)はこのたび、「中部エリア 空き家所有者に対する意識調査」を行った。
調査は2022年2月18日~22日にインターネットで実施。中部エリア(静岡、愛知、岐阜、山梨、長野、新潟、富山、石川、福井)に空き家を所有する311名より回答を得た。2021年2月に東京都、2021年11月に近畿エリアの空き家所有者を対象に行った意識調査との比較も行った。

それによると、所有している空き家の物件形態は「一軒家」が全体の8割以上(84.2%)を占め、東京都(49.0%)、近畿エリア(79.0%)と比較すると、中部エリアが最も「一軒家」の割合が高い結果となった。

空き家を所有した経緯は「相続」が約6割(60.8%)と最も高く、近畿エリア(62.9%)と同等の結果となった。一方、東京都内では「相続」で空き家を所有した割合は33.1%と低く、東京都内と地方では主となる入手経緯が異なることがわかった。

所有している空き家の状態としては、「10年以上」放置している人の割合が46.9%と半数近くになり、東京都(40.1%)、近畿エリア(41.6%)と比較すると中部エリアが最も高い。また、「10年以上」放置している人を空き家の所有経緯別でみると、所有者自身の意志で購入した人(36.2%)よりも、相続した人(53.4%)の方が高い割合となった。

所有する空き家の賃貸や売却を検討したことがありますか?では、「少しでも検討したことがある」は5割未満(45.7%)と半数を下回った。他のエリアの空き家活用の検討率についても、東京都(44.7%)、近畿エリア(47.4%)と4割台にとどまっており、空き家所有者の空き家活用の検討率は半数に満たないことがわかった。

ニュース情報元:(株)ジェクトワン