<新建ハウジングDIGITALより引用>
http://www.s-housing.jp/archives/94170

エコワークス(福岡市博多区)は、熊本地震で被災した住宅の復興支援のため国土交通省「平成28年度第1回サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」において「熊本地震復興支援くまもと型住宅先導プロジェクト」を代表提案し、このほど採択を受けた。

同プロジェクトは、主として熊本県内に本社(事業所)を置く地域工務店により、熊本県産材を利用して行われるもの。CASBEE評価やBELS表示を実施することで住まいの省CO2化を実現するほか、長期優良住宅認定を標準化し、耐震性能において最高ランク3を取得する。高断熱による室温の維持、電力や生活用水の確保が可能な設備を備えることで、高いレジリエンス性(防災性)を兼ね備えた地域型先導的モデルの普及を目指す。

今回の提案の採択については、被災地での先導的モデルが早期に実現されるとともに、地域工務店と地域経済の活性化へも繋がることから、震災復興への貢献に期待できるとして評価を受けた。

同社は同プロジェクトの採択に伴い、復興工事で多忙を極める地域工務店に代わり、申請手続や技術支援を行う一般社団法人くまもと型住宅生産者連合会(熊本市)を設立。これらの取り組みを通じて、一日も早い震災復興が実現するよう努める。