<suumoジャーナルより引用>
http://suumo.jp/journal/2019/01/25/161977/

積水化学工業(株)住宅カンパニーの調査研究機関である(株)住環境研究所は、このたび「20~40代世帯 間取り実態調査」を行った。
調査はセキスイハイムの新築注文住宅を建築した20~40代の単世帯家族(建売・賃貸併用住宅を除く)を対象に実施。2010年度から2016年度までに入居の方を中心に調査した。サンプル数は17,064件。

それによると、タタミルーム(タタミスペース含む)の有無については、2016年度全体で「無し」が25.3%(10年度18.8%)に増加した。一方、年代別でみると20代で「有り」が76.0%、30代で75.2%、40代で70.6%となっており、若い世代ほど採用に積極的であることがわかる。

タタミルーム(タタミスペース含む)の広さについては、17年度全体は4.5畳未満が41.2%(10年度35.6%)と年々縮小。年代別では、20代が43.6%(同40.4%)、30代が42.4%(同36.6%)、40代が34.5%(同27.6%)と、4.5畳未満がいずれも増加。17年度全体では6畳以上のタタミルームの比率は16.4%の少数派となった。

延床面積(20~40代の全体)は、16年度で120m2未満が64.3%(10年度53.7%)。年代別では、20代が68.6%(同66.0%)、30代が64.3%(同54.0%)、40代が58.9%(同40.8%)。中でも40代の住まいの縮小度合いが顕著となった。子どもの独立後を見据えて最初からコンパクトな住まいを希望していることなどが考えらる。

階段の位置は、「LDK内」が16年度全体で71.5%(10年度60.0%)と、「ホール・廊下」と比べて圧倒的に多い。年代別では、20代が71.6%(同60.6%)、30代が73.0%(同61.8%)、40代が67.3%(同54.1%)と、いずれの年代でも増加。延床面積が小さくなり、ホールや廊下が削減されたことによるものだと考えられる。また、住まいにおける気密・断熱性能の向上もあり、「リビング内階段」の採用率は高くなっているようだ。

ニュース情報元:セキスイハイム注文住宅プレスリリース